千歳~羽田
東京オペラシティ・Schiff
肌寒い北海道から、桜も終わりの羽田へ。
~横浜~藤沢の 親戚の家で一泊後、新宿と赤羽にて宿泊し、待望のコンサートへ。
このホールは長方形の奥行のある形で、ウィーン楽友協会のニューイヤーコンサートで見るような形。キタラとは違うタイプなので新鮮に感じました。
サイドの席なので首が90度のままずっと聴く事になります💦
それよりも、バッハの最晩年のプログラム”ピアノコンチェルト”を6曲、それもシフの演奏なので、ここに来れた幸せを満喫!!
プログラムは NO.3 D-dur、NO.5 f-moll、No.7 g-moll、No.2 E-dur、No.4 A-dur、No.1 d-moll の順で進みます。
なぜ番号順ではないのでしょう?
シフこだわりの理由は調の移動がより自然になる近親調でまとめてある為なのです。着目点が素晴しい✨
聴衆はアジアでのアンサンブルがこれで最後なのを知っているので、演奏する方も、聴く方も一体となってゆくのが曲が進むごとに感じられます。
今回、音楽は一方通行で成り立たない事を実感しました。
メッセージを聴くという相互作用で完成される音は本当に素晴しかった。
2日目はモーツァルトのプログラム ピアノコンチェルト NO.23、シンフォニ NO.40、ドンジョバンニ序曲、ピアノコンチェルト NO.20-d-md
盛りだくさんな内容ですが、やはりピアノ・カデンツァが圧巻。 モーツァルト本人のようです← (知らんけど)
そして、連日、連夜にもかかわらずアンコールが1回、2回、3回・・・拍手が鳴り止まず、30分くらい過ぎて最後はフタを閉めて💦終了しました。
至福のひととき♪この瞬間に巡り合えて一つ一つの音が幸せな時間を与えてくれる・・・。
音楽を学び人生を過ごした事に感謝です。
もうひとつの目的、和菓子の”とらや “。
赤坂店の建築が素敵なので訪問。ランチとおみやげで和の芸術も堪能しました。
最後に新宿御苑で花見へ行くと・・・びっくりする外国籍客の大群に遭遇。世界中の人々が疲れているのか?桜の美しさに癒しを求めている。西洋社会のカオスに出口を見出したい 思いがあるんだなと思いました。
シフのお言葉・・・弦楽四重奏・・・演奏芸術の極み・・・ここには自分本位な者のための居場所はありません。このアンサンブルの土台は友情・相互理解・平等、そして美学的・音楽的・人間的な理想なのです。


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